今回はAdobe CaptureのLOOKで抽出したLUTデータをカラールックアップレイヤーとしてAdobe Photoshopにて反映する方法と、Photoshopに元々あるLUTデータを反映させる方法をご紹介しつつどちらのが操作しやすいか比較してみます。
目次
スマートフォンでCaptureアプリケーションを開き、LOOKを選択、写真を撮って保存します。 以前の「超絶便利【Adobe capture】6.撮影画面のカラーを元に別画像のカラーイメージを変更する方法」と同様の工程をふみます。
カメラ画面に切り替わるので、そこで「LOOK」を選択します。
画面を撮影し、その画面をLUT用に抽出します。
画面上部位置するアイコンをタップすると、撮影画面のコントラストやハイライトなど色調補正が可能です。
下部◯で画像の確定を行います。
ここで抽出した色からプリセットの選択ができます。
編集完了後、画面右上の「保存」をタップして保存します。
Adobe Photoshop CCで任意の画像を開きます。
CCライブラリウインドウから、先ほど作成したLUTデータを選択(クリック)してカラールックアップレイヤーを作成し反映完了です。
Adobe Photoshop CCで任意の画像を開きます。
画像レイヤーから、調整レイヤーをクリックし、「カラールックアップ」を選択します。
プロパティパネルから、LUTファイルを読み込みをクリックしてプルダウンから任意のLUTファイルを反映させます。
共に工程数は同じですが、一から作業する場合はスマートフォン使用の工程がある分Capture側の方が作業は多いように感じます。 しかしCaptureは、その分求めるイメージに感覚的に近づけやすい操作ができる上、1度LUTデータを作成していればその後はCCライブラリからワンクリックで反映可能なので余裕のあるときにCaptureを使いデータを蓄積していくとより時短につなげることが可能だと感じました。
1987年大阪出身。
生活する上で必ず目にするデザインされたものたち。 街を歩くだけでも無限の魅力があふれています。 ある日ふとそれらに魅了され別業界からデザイナーへ転身。 関西を中心にグラフィックデザインからブランド戦略提案などを展開中。
2012年タイポグラフィ作品展「OKU-2」出展。第31回読売広告大賞協賛社賞受賞。
※KOBITブログでは、定期的に北野敦子さんに記事を寄稿していただいております。
デザインに関するものを中心に、役立つ記事を数多く提供していただいておりますので、ぜひ他の記事もご覧ください。
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