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先月の投稿に続いて、Adobeのスマートフォン向けアプリケーション【Adobe capture】の使い方を紹介していきます。 今回は、撮影した画像からブラシを作成する「ブラシ」をご紹介します。
スマートフォンでAdobe captureを起動させ、カメラで撮影いした画像を撮影もしくはアルバムから選択、それをもとにブラシ作成します。 作成したマテリアルをCCライブラリに保存、ライブラリからデスクトップアプリケーションに展開できます。
APP初期起動時に、ログイン画面が出ます。 そこで既に持っているAdobeアカウントを入力し次に進みます。
アプリケーションのカメラのアクセス権を求められるので許可します。
カメラ画面に切り替わるので、そこでAdobe captureの使いたい機能を選択します。ここではブラシを作成したいので「ブラシ」を選択します。 (ツール名部分をスクロールすることで、機能を切り替えることができます。)
「ブラシ」の機能へ進むと、撮影画面が現れます。
画面上部のツールバーで調整を行います。 ここで格子として表示されている部分はその後透過される部分です。不要な部分をこの段階で極力消してしまうことでその後の加工が楽になります。 ここでは上部ツールバーの効果で背景を飛ばしました。
左に位置するアイコンをタップすると、撮影画面に丸いマークが現れます。これが色域を指定するマークです。不要な部分のカラーをタップすることでその隣接した近似値のカラーを透過(ここでは格子として表示)させることができます。
右に位置するアイコンをタップすることで、画像の色調を変更することができます。
効果やマテリアルの選択などの調整が完了したら、画面下部にある丸ボタンをタップし、画像の確定を行います。(仮撮影時にはチェックマーク) このチェックマークをタップするまでは、画像部分へのタップで一時停止を解除し、撮影のやり直しを繰り返すことができます。
ここで画像から作成するブラシについての調整ができます。ブラシ範囲やスタイル、調子などを編集可能です。
編集が終わったら、画面右上の「保存」をタップしいて保存します。 ここで保存された情報がAdobeアカウントのCCライブラリに入るのでデスクトップアプリケーションでの展開が可能になります。
簡単に自作ブラシを作成できるこの機能は、編集によっては撮影したまま、撮影媒体ままのイメージでなく、まったく違った姿のブラシの作成も可能です。 色々なものを試してみることで、新たな発見が生まれるかもしれません。
1987年大阪出身。
生活する上で必ず目にするデザインされたものたち。 街を歩くだけでも無限の魅力があふれています。 ある日ふとそれらに魅了され別業界からデザイナーへ転身。 関西を中心にグラフィックデザインからブランド戦略提案などを展開中。
2012年タイポグラフィ作品展「OKU-2」出展。第31回読売広告大賞協賛社賞受賞。
※KOBITブログでは、定期的に北野敦子さんに記事を寄稿していただいております。
デザインに関するものを中心に、役立つ記事を数多く提供していただいておりますので、ぜひ他の記事もご覧ください。
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