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前回に引き続き、Adobeのスマートフォン向けアプリケーション【Adobe capture】の使い方を紹介していきます。 今回は、撮影した画像をマテリアルにはめ込む「マテリアル」をご紹介します。
スマートフォンでAdobe captureを起動させ、カメラで撮影いした画像を、マテリアルの型に展開し、PBRマテリアルを作成します。 作成したマテリアルをCCライブラリに保存、ライブラリからデスクトップアプリケーションに展開できます。
APP初期起動時に、ログイン画面が出ます。 そこで既に持っているAdobeアカウントを入力し次に進みます。
アプリケーションのカメラのアクセス権を求められるので許可します。
カメラ画面に切り替わるので、そこでAdobe captureの使いたい機能を選択します。ここではマテリアルを作成したいので「マテリアル」を選択します。 (ツール名部分をスクロールすることで、機能を切り替えることができます。)
「マテリアル」の機能へ進むと、画面中央に被写体をはめ込んだマテリアル、周囲に撮影画面が現れます。 マテリアル化したい任意の箇所を画面に映し、その画面をタップすることで撮影画像の一時停止ができます。
画面上部の編集バーで調整を行います。
左に位置するアイコンをタップすると、画面中央のマテリアルイメージの表示と非表示を切り替えることができます。
中央に位置するアイコンをタップすることで、マテリアルの型を変更することができます。
右に位置するアイコンをタップすると、彩度の調整やフィルターの追加などの効果を加えることができます。
効果やマテリアルの選択などの調整が完了したら、画面下部にある丸ボタンをタップし、画像の確定を行います。(仮撮影時にはチェックマーク) このチェックマークをタップするまでは、画像部分へのタップで一時停止を解除し、撮影のやり直しを繰り返すことができます。
ここで表面の質感や、画像の繰り返し設定などマテリアルに対しての調整ができます。
ここでは、マテリアルにはめ込む画像の切り抜きや画像の回転ができます。
編集が終わったら、画面右上の「保存」をタップしいて保存します。 ここで保存された情報がAdobeアカウントのCCライブラリに入るのでデスクトップアプリケーションでの展開が可能になります。
画像をはめ込んだマテリアルを簡単に作成できるのでとても便利です。このマテリアルをAdobeDimensionで展開し、アセットの中のマテリアルと同様にドラッグアンドドロップで適応できます。 このツールによって、どこにいてもPBRマテリアルを気軽に作成することが可能になります。
1987年大阪出身。
生活する上で必ず目にするデザインされたものたち。 街を歩くだけでも無限の魅力があふれています。 ある日ふとそれらに魅了され別業界からデザイナーへ転身。 関西を中心にグラフィックデザインからブランド戦略提案などを展開中。
2012年タイポグラフィ作品展「OKU-2」出展。第31回読売広告大賞協賛社賞受賞。
※KOBITブログでは、定期的に北野敦子さんに記事を寄稿していただいております。
デザインに関するものを中心に、役立つ記事を数多く提供していただいておりますので、ぜひ他の記事もご覧ください。
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