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前回まではIllustrator で作る文字をご紹介してきました。 今回からはPhotoshopで作る文字加工を解説していきます。 Photoshop1回目は、素材がなくても作れる、木でできた文字の作り方です。
太めのフォントを選択して文字を書き、フォントの大きさを任意で調整します。
comand+テキストレイヤーパネルのT部分をクリックで文字部分の選択ができます。文字部分を選択して以降の加工操作を行います。
テキストレイヤーを選択した状態で、フィルター>描画>ファイバーで加工を行います。 この際ポップアップでテキストレイヤーの変換の確認が現れるのでラスタライズを選択します。 ラスタライズ後、ファイバーの詳細設定を行います。 ここでは、変化13、強さ4、開始位置を乱数的に変化させるを選択しています。
フィルターをレイヤーパネルから複製します。 複製したパネルを乗算に変更します。
複製したパネルをフィルター>その他>ハイパスで加工します。 ここでは設定を3.4にしました。
文字が描かれている2つのレイヤーをcomand+Eで結合させます。
フィルター>Camera Rawフィルターで色味やコントラストなど細部を調整します。 今回は以下の設定を行いました。
レイヤーをダブルクリックし、レイヤースタイルパネルを出します。 ここでベベルとエンボス・ドロップシャドウを任意で調整し見た目を整えます。 今回は以下の設定を行いました。
いかがだったでしょうか。 今回は、木でできた風の文字をつくりかたをご紹介しました。 背景に木のテクスチャをおき、詳細など細かな設定を変えることで、よりリアルな浮き出た文字にすることもできます。
1987年大阪出身。
生活する上で必ず目にするデザインされたものたち。 街を歩くだけでも無限の魅力があふれています。 ある日ふとそれらに魅了され別業界からデザイナーへ転身。 関西を中心にグラフィックデザインからブランド戦略提案などを展開中。
2012年タイポグラフィ作品展「OKU-2」出展。第31回読売広告大賞協賛社賞受賞。
※KOBITブログでは、定期的に北野敦子さんに記事を寄稿していただいております。
デザインに関するものを中心に、役立つ記事を数多く提供していただいておりますので、ぜひ他の記事もご覧ください。
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