最近KOBITのマーケティングチームでは、フォームをユーザーに最適化させる施策に取り組んでいたのですが、そこでEFOという考え方に辿り着きました。そこで、今回の記事では「EFO」について取り上げていきたいと思います。
さて、突然ですが、WEBマーケティングを担当されている皆さんはリード情報をどのように集めていますか?少なからず皆さんはフォームという形を取っているのではないでしょうか?今回の記事では、「EFO」と呼ばれるフォームの最適化の話をしていきます。
目次
EFOは、”Entry Form Optimization” (入力フォーム最適化)の略称であり、ユーザーのフォーム入力完了率を向上させるために、フォームを改善し、最適化することを指します。
通常WEBサイトのゴールを、「お問い合わせ」や「会員登録」、「お申し込み」でのユーザーの個人情報の入力完了に設定するケースが多いと思います。ユーザーの個人情報を入手するというWEBサイトのゴールに直結する役割のフォームを、より入力率が上がるように改善する。これによって、ユーザーの情報を確実に追うことが「EFO」が意図することです。
これは、Hubspotが行ったwebマーケティングに関する統計結果の一部です。これによると、「企業におけるマーケティングの課題」回答のトップ5は、以下の通りです。
- 1. リードの生成やトラフィックを生むこと (63%)
- 2. マーケティング活動のROIを改善すること(40%)
- 3. 十分な予算を確保すること(28%)
- 4. 自分の需要にちょうど合う技術を見つけ出すこと(26%)
- 5. Webサイトを管理すること(26%)
圧倒的にトップのお悩みは「リードやトラフィックの生成」です。つまり、サイトの運用者からすれば、Webサイトのゴールがコンバージョンであるにも関わらず、それらに課題を感じている人々が6割も存在することになります。
サイト制作後そのままにしているサイトでは、フォームでの離脱率が9割を超えるサイトは多いと言われます。入力フォームのページには人が多く来てくれているけれども、実際にフォームの入力を完了させてくれる人がほとんどいない、なんていう状態が起こるわけです。
以前の記事でもお伝えしましたが、コンバージョン率を最適化するいわゆるCROの施策のポイントとなるのが、フォームです。すなわちEFOを意識することは、少なからずコンバージョン率の向上につながると言えます。
コンバージョン最適化のステップ〜Part1:良いコンバージョン率を定義する
コンバージョン率最適化のステップ〜Part2_ファネル分析による課題発見
コンバージョン率最適化のステップ〜Part3_CRO施策のポイント
これらを踏まえても、ゴールに近いEFOの改善施策を考えることは、費用対効果が高く、実際に効果があると言えるでしょう。
フォームまでたどり着いたものの、フォームが長くて入力を面倒に感じてしまった。エラーが起きて、内容を何度も入力し直す必要がある。
離脱を招くポイントがこのような状況です。改善の際には、入力の際に発生しやすいエラーや心理的なストレスを考える必要があります。
改善策を練る際のポイントはとにかく「入力項目数を必要最小限にする」という点です。実際の具体的な改善例としては以下のような施策が考えられるでしょう。
EFO改善ツールの中にはフォームを自動で構築してくれるサービスもあります。
ここでは、フォーム生成サービスであるLeadGenの例をとりあげてみます。LeadGenはよりリードを生み出すフォーム構築のサービスです。サイト自体のコンセプトに合わせた様々なフォームのスタイルがあるだけでなく、それぞれのフォームの入力を2,3分で完了できるスタイルになっています。
このツールには、大きく5つの特徴が存在します。
⑴フォームのカスタマイズが自由
フォームの形式が多く取り揃えられているだけでなく、質問項目の変更も可能であり、サイトや収集したい情報に合わせてカスタマイズが可能です
⑵コーディングの経験が不要
プログラミングの知識を持っていなくても、LeadGenを使用すれば、コーディングの手前をかけることなしに、フォームを手軽に作成できます。
⑶A/Bテストが可能である
LeadGenではそれぞれのフォームについて詳細なレポートを出すことが可能です。これをもとにA/Bテストを行い、より良いフォームへと最小コストで改善していくことができます。
⑷ユーザーの回答に合わせて異なる質問を設定可能
ユーザーの態度変容に合わせて、収集する情報を変化させることができるというのは大きな強みになるでしょう。より、ユーザーに合わせたマーケティングを展開できます。
⑸GDPRを遵守している
2018年より施行されているGDPRではマーケティングで取得した個人情報が規制対象になります。LeadGenは、個人情報の保護に関してのセキュリティー体制を整えており、GDPRに関わる質問項目も、一つの項目として取り揃えています。
▼関連記事
GDPR(一般データ保護規則)が日本企業のマーケティング活動にもたらす影響は何か
リードを一定率で生成することができるようなフォームへと改善した後にも、実際のユーザーの動きに合わせてサイトの改善策を打っていくことで、サイトをより良い状態へと持っていくことができます。但し、それにはそのサイトの現状を把握することが必要です。
アクセス解析は、いわばその現状を把握するために行う定期検診のようなものです。ユーザーがどのページに遷移して、どこで離脱しているのか。フォームに留まらず、サイト全体のファネル分析などを行うことでより良い施策を打つことが重要になります。
LeadGenを使ってフォーム自体の改善をEFOの一環として展開する場合、KOBIT等のアクセス解析ツールも合わせて使用することで、よりサイト全体の改善に向けたサポートをします。
リード生成のスピードを上げたい方は、是非LeadGenのサービスを試してみてください。
以下のキャプチャーでは、実際にLeadGenのフォーム作成の過程を体感することができます。
そして、合わせて行いたいアクセス解析をサポートするKOBITへの登録画面はこちらからどうぞ!