目次
3回目となる文字を飾る加工は、文字のアウトラインをラフで描く加工を紹介していきます。
フォントを選択し、任意の文字を書きます。
その文字の大きさに大小つけて詰め方を調整ます。
テキストオブジェクトを選択し、comand+shift+oでアウトライン化します。 (テキストの修正などが入る場合もあるのでアウトライン前の段階で複製をアートボードのどこかに置いておくことをお勧めします。)
塗りをなしにして、線に色をつけます。
テキストレイヤーを選択し、効果>パスの変形>ラフから任意の数値を設定しパスをラフに変形します。
今のままでは、見え方がラフになっているだけでアウトラインを取った際のパス情報が残っており、歪んだ線を感覚的に微調整できないのでラフをパスとして扱うために、オブジェクトを選択し、オブジェクト>アピアランスの分割を行います。 上かアウトライン表記で確認した際のアピアランスの分割前、下がアピアランスの分割後になります。
アピアランスを分割して、見た目がパスになったので、違和感の残る部分を任意で調整していきます。(通常通り、パスを調整する作業で行えます。)
オブジェクトを選択した状態で、線パネルから線幅と角の形状を丸くします。
オブジェクトを複製して、複製したオブジェクトを、効果>パスの変形>ラフでラフ化された加工をさらに重ねます。
複製前と同じように、複製した上部のオブジェクトにアピアランスの分割を行います。
2つのオブジェクトを選択した状態で、オブジェクト>パス>パスのアウトラインでパスをアウトライン化します。
2つのオブジェクトが選択された状態で、パスファインダーから形状モード「合体」を行います。
今回はアウトラインの手書き文字をご紹介しました。 ちょっとした変化ですが、数値の変更で見た目もすこしづつ変わってきます。数値の変更で、好みの線幅や強弱を調整することができます。
1987年大阪出身。
生活する上で必ず目にするデザインされたものたち。 街を歩くだけでも無限の魅力があふれています。 ある日ふとそれらに魅了され別業界からデザイナーへ転身。 関西を中心にグラフィックデザインからブランド戦略提案などを展開中。
2012年タイポグラフィ作品展「OKU-2」出展。第31回読売広告大賞協賛社賞受賞。
※KOBITブログでは、定期的に北野敦子さんに記事を寄稿していただいております。
デザインに関するものを中心に、役立つ記事を数多く提供していただいておりますので、ぜひ他の記事もご覧ください。
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