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GoogleアナリティクスでAMPページのパフォーマンスを計測する際の注意点

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2019/07/07 20:23

AMPではJavaScriptが無効化されるため、イベント追跡等が使えなくなる恐れも

AMP(アクセラレイテッド・モバイル・ページ)はスマートフォンから閲覧した際のサイト表示を高速化する仕組みです。Googleが推奨する仕様であり、Googleの検索エンジンで検索結果として表示されたときに、事前に読み込まれたキャッシュを使って、ページが高速に表示できます。さらに、検索結果画面ではAMPで作成された旨が記載されるのが特徴です。WebメディアやブログでAMP対応する企業も増えてきています。

高速表示が魅力のAMPですが、それを採用するデメリットもあります。スタイルシートの利用が制限されるのでデザインの修正が発生したり、画像リンクを含めページのURLが変更されたりするのが課題となり得ます。特に、AMPページではアニメーションなどの付加的な機能を実装するJavaScriptが使用できません。JavaScriptを前提としたサイト・デザインをしている場合は、AMP用にファイルを書き換える必要があります。

アクセス解析を行う際にも、AMPページが問題になる可能性があります。まず、GoogleのキャッシュからAMPページが読み込まれるため、キャッシュ上のURLと、本来のURLが異なってしまうのです。そこで、記事毎のアクセス数やコンバージョン数の計測が難しくなります。また、JavaScriptが利用できないため、Googleアナリティクスを使ったイベント計測等を設定していた場合、計測が無効になってしまいます。

AMP専用のアクセス解析タグを使って、イベントを含めたユーザーの行動を計測する

AMPページでアクセス解析をするには、AMPのタグを設定します。<amp-analytics>という要素を設定すれば、ユーザーの行動が把握できます。通常のGoogleアナリティクスを導入するときにタグを設定するのと同様、定められたタグと、Googleアナリティクスのコードを挿入し、アクセス解析を開始します。

アクセス解析においては、ボタンを押したり、ファイルをダウンロードしたりするイベントを追跡したいという要件があります。AMPページの場合、トリガーという仕組みを使って、特定の動作を把握します。追跡するイベントのCSSセレクタ、イベントのタイプ、パラメータを指定します。

AMPと非AMPページをまたいでアクセス解析を行うには、Google AMP Client IDを使用します。例えば、検索エンジンからAMPページに流入したユーザーがサイト内のリンクをクリックして、非AMPページに遷移した場合でも、セッション継続時間、直帰率、セッションあたりの閲覧ページ数等の指標が正確に計測可能です。Googleアナリティクスのトラッキングコードにuse_amp_client_idを設定すれば、Google AMP Client IDが使用できるようになります。

サイトの戦略やユーザーが訪問する目的を考慮して、AMP導入の要否を検討する

AMPページの導入はワードプレスを使っている場合、専用プラグインの適用によって一括で適用できます。中でも、「AMP for WordPress」等のプラグインが有名です。ワードプレスを使用していない場合は、各ページを書き換えて、AMP対応させる必要があります。AMP対応させた後にはアクセス解析の設定が欠かせませんが、設定が思い通りにいかないと、その成果が把握できなくなってしまいます。

AMPと非AMPページが異なるURLになってしまう点などを知らなければ、AMPページ対応の後にアクセスが減っているように見えるため、担当者が戸惑ってしまう場合があります。AMPページのアクセス解析設定を正しく実施する必要があります。

AMPの効果は各サイトで確認し、パフォーマンスによって改善していく取り組みが必要です。一般的には表示速度の向上によって、直帰率が低下し、ユーザーの滞在時間が長くなる効果が期待されます。しかし、実際にAMPを導入してみても、JavaScriptが無効化されてしまい、デザインが変わってしまうことで、使い勝手が低下してしまうリスクもあります。また、素早い表示が鍵となるニュースサイトではAMPの導入が有効でも、ゆっくりとコンテンツを読み込みたい技術記事等ではAMPを使わずに、機能が豊富なデザインの方が効果が期待できるかもしれません。アクセス解析を正しく設定し、サイトのパフォーマンスを分析・改善していく施策が求められます。

まとめ

AMPはモバイル向けページの高速化を実現する新しい仕様です。正しくアクセス解析の設定を行わなければ、ユーザーの動向が正確に把握できません。ページの速い読み込みと、アニメーションを含めた豊富な機能がトレードオフの関係になってしまう場合があるので、AMP導入を行う際には、その仕組みを事前に調査しておく必要があります。

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