デザイン

【紙面構成基礎1】目線の動きを考える

北野敦子
北野敦子
2019/03/31 09:30

はじめに

紙面のレイアウト構成を考える際、はじめにするのが目線の動きに合わせた大まかな位置どりです。
紙面から文字を読んだり、情報を得たりする際の人の目線の動きはある程度ルール化されたものなので、それに沿った紙面の構成をすることで情報をより伝わりやすくすることが可能です。
そこで今回は想定されるオーソドックスな目線の動きをご紹介していきます。

1.上から下へ

上から下へ向かう目線は、最も基本となる目線です。
それに合わせ上部にキャッチーなタイトル、下部にボディとなる詳細を配置することでストレスがなくなります。

2.左から右へ(左開きの場合)

これは1枚もの(横書き)、左綴じ、左開きで現れる視線の導線です。
日本語や英語の横書きの場合、文字が左から右へ流れるので自然と目線の動きがこの流れになります。

3.右から左へ(右開きの場合)

一方、2とは逆の1枚もの(横書き)、右綴じ・右開きの紙面の場合は、目線の動きも2とは反対になります。
日本語の縦書きの場合は文字が右から左に書かれて行くので導線もそれに準じる形となります。
例えば小説が縦書きの日本語で構成されているのでこの開きで導線が作られています。

4.Z型に

横書き文字の行がある場合、人の目線はこの動きをすることになります。
ですのでこのZ型の導線は慣れ親しんだもので、自然と違和感なく動かせる目線であると言えます。

5.センター付近から

中央に大きなオブジェクトやタイトルが入る場合は、そこを始点として目線が動くことになります。
この際に注意が必要なのは、その上部に必要で優先順位の高い情報を小さく配置しないことです。(タイトルに組み込まれて、一つのオブジェクトとなっている場合は別。) それは大きな始点(センター付近)からのその後の目線の動きが、1の法則に沿って行くからです。
上から下に目線が流れるので、センターに視線を誘った場合は、その後に必要な情報はそれよりも下に配置する必要があります。

まとめ

紙面から情報を得る際の人の目線の動きはある程度想定できるものなので、それに合わせた紙面レイアウトをすることで目線が迷子になることを防ぎ、受け手にストレスフリーに情報を提供することができます。

著者:MainYard Design(メーンヤードデザイン) 北野敦子

kitano

1987年大阪出身。
生活する上で必ず目にするデザインされたものたち。 街を歩くだけでも無限の魅力があふれています。 ある日ふとそれらに魅了され別業界からデザイナーへ転身。 関西を中心にグラフィックデザインからブランド戦略提案などを展開中。
2012年タイポグラフィ作品展「OKU-2」出展。第31回読売広告大賞協賛社賞受賞。

※KOBITブログでは、定期的に北野敦子さんに記事を寄稿していただいております。
デザインに関するものを中心に、役立つ記事を数多く提供していただいておりますので、ぜひ他の記事もご覧ください。
北野敦子さんによる寄稿記事を読む

わかるページ解析を

Google Analytics・Search Consoleから
わかりやすいPowerPoint・Excelレポートを生成

report
HOMEKOBITブログWEBマーケティングデザイン【紙面構成基礎1】目線の動きを考える