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Googleシグナルの有効化によって実現されるクロスデバイス分析

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2019/05/06 21:41

複数の電子機器をまたがって購入を検討するユーザーを理解するクロスデバイス分析

コンピュータにスマートフォン、タブレットと複数のデジタル機器を持つ人が多くなりました。あなたが買い物をするケースを思い浮かべて見てください。出先ではスマートフォンで商品情報を確認し、家に帰ってからEコマースサイトで商品を購入しているかもしれません。店舗で商品を選んでいる最中でも、携帯から口コミを閲覧する人もいるでしょう。商品を購入するまでにデバイスをまたがって、サイトと複数回の接点を持つのが現代の特徴です。

顧客が購入に至るまでの経路は「カスタマージャーニー」と呼ばれます。商品を認知してから、情報を収集し、購入意欲を高め、コンバージョンに至るまでの道筋を時系列的に分析し、購入を阻害する要因を特定して、ユーザー体験を向上させるのが目的です。例えば、スマートフォンで商品を検索してから、パソコンで価格を確認し、購入に至るといった経路が考えられます。その際に離脱するユーザーが多いステップが分析できれば、ランディングページの改善やキャンペーン施策の見直しといった対策が立てられるようになります。

Googleアナリティクスの新機能「クロスデバイス」レポート

Googleアナリティクスではデバイスをまたがったユーザーの行動を分析する新機能「クロスデバイス」レポートを導入しました。デバイスごとのユーザー数、セッション数、コンバージョン率といった分析に加え、複数のデバイスからサイトを訪問したユーザーの場合、重複するデバイス毎の分析が行えます。

クロスデバイスレポートはベン図での表現が印象的です。これは、一つのデバイスから訪問したユーザーや、複数のデバイスから訪問しているユーザーを表現しており、それらを比較することで、利用状況が理解できます。さらに、デバイス経路、チャネル、集客デバイスといった詳細なレポートにより、カスタマージャーニーを分析します。

集客デバイスの画面では、コンバージョンに至るまでに起点となったデバイスの割合が表示されます。例えば、スマートフォンで情報収集してからパソコンで購入するユーザーが多い場合、スマートフォンが「起点のデバイス」として分類されます。このような傾向があるときは、モバイルユーザー向けに購買意欲を喚起する広告を出稿すれば、キャンペーン効果の向上が見込めます。

Googleシグナルの利用同意によって、異なるデバイスを使う個人が特定可能になる

クロスデバイスレポートを使用するには、前提としてGoogleシグナルの有効化が条件となります。Googleシグナルとは、Googleアカウントにログインしているユーザーの位置情報、検索履歴等を収集し、分析に活用するものです。個人情報が含まれるため、Googleアカウントの「個人情報とプライバシー」の広告設定で、個人情報の利用を有効にしているユーザーが対象となります。

Googleアナリティクスでユーザー単位のクロスデバイス分析が行えるのは、サイトの訪問情報と、Googleシグナルの行動履歴を紐づけているからです。全ての訪問者がGoogleアカウントにログインしているわけではないので、完璧な行動把握とはいきませんが、かなりの精度で分析が行えるようになりました。従来は、個人を特定したアクセス解析をするには、自社でログイン機能を実装し、会員番号で紐づけを行うしかありませんでした。しかし、Googleシグナルの導入によって、どのサイトでもユーザー単位の分析が行えるようになったのです。

Googleアナリティクスはユーザー単位の分析機能を年々増やしています。クロスデバイスレポートに加え、ユーザーエクスプローラやライフタイムバリューレポート、コンバージョン見込みといった機能が該当します。Googleがユーザーを中心とした分析へ傾いている傾向を考えると、工数をかけずに、個人単位で最適なアプローチを行うワン・トゥ・ワン・マーケティングが行えるよう、アクセス解析が変化していく流れなのかもしれません。

まとめ

クロスデバイス分析は、パソコンやスマートフォンなど、複数のデバイスを使って購入を検討する現代のユーザーを理解するために有効な機能です。個人の行動履歴・検索履歴を収集するGoogleシグナルの有効化によって、クロスデバイスレポートが利用可能になります。

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