SEO対策

スマートスピーカーがマーケティングの技術と戦略にどんな影響をもたらすのか

marketing
marketing
2018/06/04 21:27

Amazon Echo、Google Home、LINE Clova等、スマートスピーカーが相次いで発売され、需要も高まってきています。音声入力を前提としたインターフェースでは、音声で検索し、理解できるコンテンツやアプリが求められます。モバイルアプリが消費者の購買行動を変えたように、スマートスピーカーが消費者の嗜好やそれに応えるマーケティング活動に大きな影響を与える可能性があります。

スマートスピーカーを通して音楽視聴や商品購入が可能に

スマートスピーカーの普及が急速に進んでいます。ある調査によると、Wi-Fi回線を持つ米国家庭のうち20%、約1870万世帯がスマートスピーカーを利用していると報告されました。2017年12月から2018年2月の間、クリスマス商戦等の影響もあり、成長率は50%と大幅な伸びを示しています。

スマートスピーカーの主力商品としてはAmazon EchoやGoogle Homeが有名です。また、日本ではLINE Clovaが発売されました。また、欧米では日本に先駆けてApple HomePodが売り出されています。複数の選択肢が提示され、消費者の購買意欲も高まってきています。

スマートスピーカーでは自然な言葉で話しかけるだけで、適切な応答をしてくれる利便性が評価されています。具体的には、天気・場所など一般的な質問を音声で検索する、ニュースを確認する、音楽を聴く、タイマーを設定する、家電を操作する、予定を確認する、といった用途が想定されます。さらに、ピザを注文する等、食品・商品の購入にも対応が始まりました。

LINE Clovaは日本向けの機能導入が予測されています。出前・宅配便の再配達依頼、トヨタ車載向け製品との連携、ファミリーマートとの提携等が報じられました。その他にも、GPSの位置情報を使って、子供が学校を離れたらLINE Clovaに通知を送るといった使い方も提案されています。

音声入力された指示をリアルタイムに理解し、消費できるコンテンツが必要

消費者が情報を収集し、商品を購入する窓口が、パソコンやスマートフォンから、スマートスピーカーへと変化すると、どのような影響があるのでしょうか。現在は、文字を入力したり、画面を閲覧したりするのを前提にして、SEO(検索エンジン最適化)やオンライン広告の仕組みが発展してきました。スマートスピーカーには画面も文字入力もないので、これまでの前提が全く成り立たなくなります。

コンテンツは音声検索ができるよう、音として収録され、また、ラジオ番組のような音声による広告の利用が増えていく可能性があります。Eコマースは、これまで以上にプラットフォームに依存するようになり、Amazon、Google、LINEといった企業がユーザーとの窓口を支配するようになるかもしれません。

CRM(顧客関係管理システム)は主に文字情報が蓄積されてきましたが、音声、または音声から派生して得られた知見を含めて管理する必要が出てきます。顧客がどのような質問をして、何を必要としているのかを分析しなければならないからです。

音声に自動応答できる人工知能システムや、必要に応じてオペレーターが対応できるコールセンターとの連携が、ユーザー体験を向上してくれるでしょう。

モバイルアプリに変わる「スキル」がユーザー体験を拡張する

スマートスピーカーには、スキル(Google Homeではアクション)と呼ばれる、機能を拡張する仕組みがあります。ちょうど、スマートフォンにおけるモバイルアプリのような役割を果たし、スマートスピーカー販売元以外の企業が自由に開発を行うのです。

例えば、インターネット経由でラジオが聴取できるradikoは、既に人気のスキルとなっています。その他にも、カラオケ・列車運行情報案内・レシピといった機能を提供するスキルが開発されてきました。

これまでモバイルアプリで自社サービスを提供してきた企業は、今後、スキルを開発し、スマートスピーカーへと事業を展開していくことになるでしょう。ただし、スマートフォン画面と音声インターフェースの違いを認識し、使い勝手の良いスキルを設計しなければなりません。情報が羅列されたり、目視する必要が生じたりするものは、スマートスピーカーには不向きです。

スマートスピーカーでは自然な言葉で入力を行うため、より自然なユーザー体験が求められるようになります。リアルタイムで必要な情報を必要なユーザーへ届けられるよう、あらかじめコンテンツを用意し、適切な判断を下していく技術が必要です。

人がいつでもどこでも情報に触れられるようにしたスマートフォンがマーケティングの考え方を変えたように、音声で自然な対話を実現するスマートスピーカーもマーケティングの在り方を見直す契機となるかもしれません。

まとめ

スマートスピーカーは音声入力によって、音楽を聴いたり、商品を注文したりといった新しいユーザー体験を提供します。技術の変化が消費者の行動変容につながるのは珍しくありません。マーケティング担当者はスマートスピーカーと消費者意識により注意していく必要があるのではないでしょうか。

わかるページ解析を

Google Analytics・Search Consoleから
わかりやすいPowerPoint・Excelレポートを生成

report
HOMEKOBITブログWEBマーケティングSEO対策スマートスピーカーがマーケティングの技術と戦略にどんな影響をもたらすのか