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Google AdWordsの広告ローテーションでクリック率・コンバージョン率を最適化する

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Google AdWordsには広告ローテーションという機能が提供されており、どの広告グループを頻繁に広告オークションへ参加させるかを最適化できます。複数の広告グループの中から、クリック率を集計し、最も効果の高い広告グループを優先的に表示され、広告効果の最大化を目指します。さらに、広告をクリックした後の商品購入や問い合わせの有無を追跡している場合、コンバージョン率に基づいた広告ローテーションも可能です。

クリック率の高い広告グループを優先的に広告オークションに参加させる

リスティング広告を出稿する際には、最も成果の上がりやすい広告を頻繁に用いると、同じ費用でも高い効果が得られる可能性が高くなります。Google AdWordsでは、複数の広告の中から、それぞれどの程度の頻度で配信するかを設定する「広告ローテーション」が利用可能です。

広告ローテーションでは、自動的に各広告のパフォーマンスを最適化し、最もクリックされやすいものを優先的に選択します。主観ではなくデータに基づいて、常に成果をモニタリングし、調整を続けてくれます。

文言や色合い、デザインなど、細かな違いによって広告のパフォーマンスが大きく異なるケースがあります。そのため、微妙に異なるデザインの広告を複数用意して、最も効果の高いものを発見するA/Bテストという手法が知られています。A/Bテストを行う場合も、手動で広告成果を集計するよりも、Google AdWordsの機能に任せてしまった方が、手間がかかりません。人間はより重要なマーケティング戦略立案に集中できます。

広告ローテーションでは、「広告グループ」ごとに評価を行います。大規模にリスティング広告を展開している企業では、多くの製品やキーワードに対して広告を出稿するため、広告グループの数も膨大になるでしょう。広告グループごとに最適化できる広告ローテーションを利用するメリットは大きいと言えます。

コンバージョンを追跡している場合、「コンバージョン重視で最適化」がおススメ

広告ローテーションには4つのオプションがあります。まず、一つ目はデフォルトで選択されている「クリック重視で最適化」です。選択された広告グループのうち、多くのクリックが獲得できる広告が頻繁に広告オークションへ参加します。特に理由がなければ、このデフォルト設定を続けていれば、間違いはありません。

二つ目のオプションは「コンバージョン重視で最適化」です。「コンバージョントラッキング」を使用して、広告クリック後の商品購入や問い合わせといったユーザーの行動を追跡している場合、成果につながりやすい広告が把握できます。このオプションを選択すると、クリックされやすく、かつ、コンバージョン率が高い広告が頻繁に広告オークションへ参加します。コンバージョントラッキングが利用できる際には、最も推奨される選択肢です。

三つ目のオプションは「均等にローテーション」です。全ての広告グループが90日間、均等に広告オークションへ参加する仕組みになっています。90日間が経過した後は、「クリック重視で最適化」または「コンバージョン重視で最適化」と同じ仕組みで、動作するようになります。まずは様子を見ながら、広告のデータを収集したいという場合に利用可能です。

最後のオプションは「無期限にローテーション」になります。「均等にローテーション」では90日経過後に最適化が開始されるのに対し、「無期限にローテーション」では全く最適化が行われません。

広告グループが細かく分かれ、データが十分に集まらないと最適化できない

広告ローテーションは、広告オークションに参加する機会を最適化するという点に注意が必要です。ユーザーが広告の埋め込まれた画面を呼び出した瞬間、広告オークションが実施されます。具体的には、最も広告ランクが高いものがユーザーに表示されるのです。広告オークションに参加する機会を増やしても、広告オークションに勝てなければ、実際にユーザーの目に触れることはありません。結果として「均等にローテーション」や「無期限にローテーション」では、広告ランクの高い順に広告が表示されるようになるでしょう。

広告ローテーションの最適化には、十分なデータが必要です。クリック率が高いものはどれかを評価するには、ある程度、広告が表示された回数がなければ、計算できません。また、広告グループごとに評価を行うため、広告グループが細かく分かれ過ぎていると、広告グループ回数ごとの表示回数が伸びません。データが溜まるまでは、広告グループの粒度を細かくしないという手法を検討しても良いかもしれません。

まとめ

広告ローテーションは、クリック率やコンバージョン率が高い広告グループが優先的に広告オークションへ参加できるよう最適化を行います。意外と見過ごされやすい設定なので、自社の設定を一度確認してみると良いでしょう。


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