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グラフィックデザイナーの未来、デザインの捉え方

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はじめに

多くのことがAIで解決できてしまうと言われている未来、私たちグラフィックデザイナーの仕事はどのような方向に進んでいくのでしょうか?
将来的には、「デザインをする」それさえもプログラミング次第で、誰でもできるようになってきてしまうかもしれません。
デザイナーも自身にしっかりとした付加価値をつけていかなければ生き残れないのではないでしょうか?
そこで、グラフィックデザイナーに必要な観点、捉え方について考察してみました。

1.マーケティングの観点からのデザイン

デザインはブランディングのうちの1つの手段です。
それはマーケティング戦略と大きく関係してくることになります。
商品、企画などを一体どのようにPRし広めていくのか、その中の手段としてデザインが含まれているので、その工程をしっかりと認識し捉えた上で、デザインを作り込んでいく必要があります。マーケティングを意識した視覚的ブランディングを担うと考えなければなりません。ブランディングを押さえたデザインは、コンセプトのブレをなくすことにもつながります。
それだけでなく、デザインと関連付けにくい経営学ですが、セオリーやフレームワークなど通ずるものが数多く存在するので、新たな思考の流れを手に入れることにもつながります。
一般的なセオリーだけでも押さえておくと必ず力になってくれるでしょう。

2.心理学をベースとしたデザイン

デザインの中に心理的効果を取り入れる。これは昔からよく使われる手法でもあります。
目線の流れに合わせたレイアウトなども人の行動パターンを読んだ上でのデザインです。
おそらく、デザインを組んでいく中で無意識的にそういった行動原理を利用したレイアウトとなっているとは思いますが、それにしっかりと科学的な手法と照らし合わせて、どの心理的作用に働くデザインなのか説明できるだけで、クライアントへの説得力は増すことになります。我々デザイナーにとって「説得力」は非常に重要となってきます。
最終的にエンドユーザーに届くものなので、「説明」もなしに伝わるデザインを構築しなければならないのはもちろんですが、クライアントに説得力を持って説明できるかできないかで、同じデザインでも採用されるされないに影響を与えてしまうからです。 私たちデザイナーは最終的に目にするユーザーに対してわかりやすいデザインを作ることとともに、クライアントにワクワクしてもらえるような、出来上がりが楽しみになるようなモノづくりを行っていく必要があるのではと考えています。

3.話術でデザインをより印象に残す

デザイナーにとって話術(トーク力でなく説明・解説する力)も役に立つスキルの一つです。
プレゼンや打ち合わせなどで、デザインには自信があってもオドオドとしてしまう。それだけで、そのデザインの魅力は半減してしまいます。
自信をもって作ったものは、自信をもって説明する。
必要以上に堂々と、自信たっぷりで話すということは依頼者に安心感を与えることにもつながります。
もちろん、上から目線に聞こえてしまうような話し方はタブーですが、満足いくまで考えて作ったデザインであるのであれば、それをしっかりと説明することに物怖じする必要などないのではないでしょうか。

4.愛のあるデザインを作る

スキルというよりも考え方になりますが、デザインをする商品、企画に「愛」を持つこと、これが大切です。好きなモノ、大切なモノの話をしている人はとても楽しそうに見えます。それはデザインも同じです。
不思議なもので「これが好きなんだ」という気持ちのもと作ったデザインは、その気持ちまでしっかりと人に伝わります。作る工程までワクワクと楽しい気持ちになってきます。
自身のメンタル的なものではありますが、ネガティブの要素の全くない気持ちで「愛」を持ってデザインを作っていくことが大切です。

まとめ

いかがだったでしょうか。
デザイナーにとって必要な考え方などをまとめてみました。
私自身、まだまだこれらは学習中ではありますが、一朝一夕で手に入れることのできる知識や考え方ではありません。常に継続して学習し続けるということが大切ではないかと考えます。

著者:MainYard Design(メーンヤードデザイン) 北野敦子

kitano

1987年大阪出身。
生活する上で必ず目にするデザインされたものたち。 街を歩くだけでも無限の魅力があふれています。 ある日ふとそれらに魅了され別業界からデザイナーへ転身。 関西を中心にグラフィックデザインからブランド戦略提案などを展開中。
2012年タイポグラフィ作品展「OKU-2」出展。第31回読売広告大賞協賛社賞受賞。

※KOBITブログでは、定期的に北野敦子さんに記事を寄稿していただいております。
デザインに関するものを中心に、役立つ記事を数多く提供していただいておりますので、ぜひ他の記事もご覧ください。
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