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Google アナリティクスの「データ保持」期間が設定可能に。デフォルト期間が26か月になっているため確認・変更を行いましょう

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小川卓です。2018年5月25日よりGoogle アナリティクスの「データ保持」機能が有効になります。こちらの機能は名前の通りGoogle アナリティクスのデータ保持期間を設定することが可能です。デフォルトが26か月となっているため、設定変更を行わないと2018年6月中に2016年2月より前の過去データが削除あるいは見られなくなる可能性があります。設定変更は2018年4月18日現在、既に行うことが出来ます。

本機能と設定の変更方法を紹介いたします。詳しくは公式ヘルプページもあわせてご参照ください。

アナリティクスヘルプ:データの保持

https://support.google.com/analytics/answer/7667196?hl=ja

 

(以下、2018/04/19追記)

本設定は「GDPR」の施行に伴い提供される機能です。「GDPR」とは2018年5月25日から欧州で施行される個人情報保護に関する法律です。現時点で国内への適用は無いという認識です(2018/04/20追記:未確定情報なのでいったん取り消します)。欧州のサイトでGoogle アナリティクスの計測を行っている場合は、法務などと確認の上ど、のような設定にするべきかを確認してください。ユーザーのデータを「永続的に保持する」という設定変更が、社内のポリシーと合致するかが重要になり、データを永続的に保持し続けることが、会社にとってのリスクになる可能性があります。

(以上、2018/04/19追記)

 

機能紹介

「データ保持」はGoogle アナリティクスの管理メニュー内からアクセスできます。該当プロパティを選択し、トラッキング情報内にある「データ保持」のメニューを選びましょう。なおこちらのメニューは「編集」権限を持っているアカウントでログインしていないと表示されないので注意が必要です。

このメニューでは大きく分けて2種類の設定を行うことが出来ます。1つはデータ保持期間を変える設定です。見ての通りデフォルトが「26か月」となっています。他にも14か月・38か月・50か月・自動的に期限切れにならない を選択することが出来ます。

こちらデータを削除されたくないということであれば「自動的に期限切れにならない」を選択しておきましょう。これでGoogle アナリティクス側のデータ削除を防ぐことが出来ます。

 

なお、もう1つ設定項目があります。「新しいアクティビティをリセット」というわかりづらい名称です。こちらデフォルトで「オン」になっていますが、通常はこのままで大丈夫です。こちらの機能はユーザー識別子(どのユーザーがサイトに訪れているか。通常はCookieを元に判別)に関する設定です。

こちらを「オフ」にすると初回訪問(※)から「保持期間」を超えると識別子がリセットされ別ユーザーとして認識されます。逆に「オン」にしておくと、初回訪問ではなく最終訪問から「保持期間」まで識別子の保持期間が常に更新されます。

(※)厳密には訪問ではなく、イベント送信

通常はオンのままで問題ないでしょう。なお、この設定変更が新規・リピートの計測に影響を与えるかは要調査です。

現在のGoogle アナリティクスでは最終訪問から「24ヶ月以上」立った訪問は、たとえ過去に訪問があったとしても「新規」として扱うという仕様になっています。今回の設定では「24ヶ月」を選ぶ事ができないため、そことの整合性が気になる部分です。

https://developers.google.com/analytics/devguides/collection/analyticsjs/cookie-usage?hl=ja
上記ヘルプ内にある「ga_」の有効期限が2年となります

 

まとめ

過去のデータを活用してサイト分析した方は、ぜひこれら設定を忘れないうちに変更しておきましょう。変更しておくことでデータの削除が行われるリスクを防ぐことが出来ます。

小川卓 プロフィール画像

【著者プロフィール】

小川 卓(おがわ たく)

ウェブアナリストとして、マイクロソフト・ウェブマネー・リクルート・サイバーエージェント・アマゾンで勤務後、フリーに。複数社の社外取締役やデジタルハリウッド大学院の客員教授として活動.。コンサルティング・勉強会・執筆に従事。

主な著書に「ウェブ分析論」「ウェブ分析レポーティング講座」「漫画でわかるウェブ分析」「Webサイト分析・改善の教科書」「あなたのアクセスはいつも誰かに見られている」など。

※KOBITブログでは、毎月1~2本程度、小川卓さんに記事を寄稿いただいております。
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