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GoogleアナリティクスのユーザーエクスプローラでECサイトを改善するアイデア

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Googleアナリティクスでは2016年からユーザー毎にその行動履歴を確認できるレポート「ユーザーエクスプローラ」が導入されています。ページビューやセッションを中心とした従来のレポートでは確認できなかった情報が含まれているため、複数回のサイト訪問から見えるユーザーの真意を分析できる可能性を秘めています。特に、ECサイトでは、購入につながったユーザーと、そうでない人の行動を分析し、購入を後押しする方法を見出す等の活用方法が考えられます。

複数のページビューをまたがって行動履歴を追えるユーザーエクスプローラ

ECサイトではユーザーの行動分析を行って改善につなげられるかどうかがサイトの収益性に直結します。高額商品を購入したり、何度もリピート購入したりしてくれるユーザーは、どのようなページを閲覧しているのか。長時間ページを閲覧したユーザーが購入に至らない場合、何が原因として考えられるか。ユーザーがサイトに複数回接触する中で、コンバージョンにつながるかどうかを分析する手法が求められます。

個々のユーザーがとった行動を分析するのに有効なのがGoogleアナリティクスの「ユーザーエクスプローラ」機能です。いつどのページを閲覧したかという明細が詳細に確認できます。それぞれ、平均セッション時間・直帰率・収益・トランザクション数・コンバージョン率を一覧化できるのがメリットです。デバイスや流入元も確認できるため、ユーザーの傾向を知るのに活用できます。

Googleアナリティクスが指す「ユーザー」は、Cookieによって識別された個々のブラウザを意味します。自社やGoogleのログイン情報が見られるわけではありませんが、ページビューやセッションよりも、意味のある単位での分析が可能になりました。誰が何のページを見たという情報が、まとまって理解できるのがユーザーエクスプローラの利点です。

セグメントによる絞り込みで対象となるユーザーを特定する

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ユーザーエクスプローラのレポートでは、クライアントIDという識別子を使って表示されます。Cookie内に埋め込んだこの文字列によって、ブラウザあるいはデバイスを一意に特定しています。セッション数で並べ替えをしたり、セグメントで絞り込んだりして、分析対象とするユーザーを特定可能です。

ユーザーエクスプローラを確認しながら特定したユーザー層についてセグメントを作成する機能もあります。購入したユーザー、コンバージョンに至らなかったユーザー、検索トラフィックといったセグメントを作成し、ユーザー行動の傾向を分析するのに有効です。

詳細レポートでは、各セッションが発生した日時や滞在時間、デバイス、流入元、ページ名等が確認できます。さらに、イベント・目標・Eコマースで取得できる情報も含まれています。フィルタ条件によって、興味のある明細のみを表示すると、膨大なリストをいちいち開かなくても良くなるので、便利です。

購入へつながった行動を特定し、ECサイトの改善へとつなげる

ECサイトでは、何度もユーザーがサイトを訪問している中で見られる行動の変化を、サイト改善に活用します。購入に至ったユーザーであっても、初めに購入しなかったセッションと、最終的に購入したセッションで、閲覧したページが異なるかもしれません。購入につながったページがコンバージョンへつながりやすい有益な情報を提供しているのであれば、そのページにある情報をより目に触れやすいよう、サイトの構造を見直します。

ユーザーエクスプローラを分析していると、想定していなかったユーザーの行動が明らかになる場合があります。全てのページをくまなく確認してから購入に至るユーザーがいれば、料金表も見ずに購入する人もいるでしょう。料金表を分かりやすく配置していると思っていても、それが見つけられずに問い合わせをしてくる人もいます。

ECサイトでは特定のユーザー層を主要な顧客として検討していると思います。50代女性を対象にした化粧品サイトや、20代男性を想定した自動車関連サイトといった具合です。ユーザーエクスプローラでは、性別・年齢などの属性や地域・利用デバイスで絞り込みが行えるので、自社が対象とするユーザー層の行動履歴を追うと有益な情報が得られます。

利用回数の多いユーザーや、特徴的な行動をとっているユーザーを特定し、ユーザーエクスプローラによって、その明細を確認していくと、サイト改善のアイデアへとつながっていきます。

まとめ

ユーザーエクスプローラは、同一のブラウザを使ってサイトを訪問したユーザーの行動履歴を分析するのに有効なレポートです。ECサイトでは購入に至った理由や文脈を想像しながら、サイト改善へと活用する利用方法が考えられます。

参考文献

https://webtan.impress.co.jp/e/2016/05/12/22763


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