Googleアナリティクスの「ページ速度」レポートと「PageSpeed Insights」を活用し、重いページ改善のためのファイルを入手する方法
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Googleアナリティクスの「ページ速度」レポートと「PageSpeed Insights」を活用し、重いページ改善のためのファイルを入手する方法

taku-ogawa
taku-ogawa
2018/01/29 06:03

小川卓です。Googleからの発表にあった通り、モバイル検索のの検索順位にページのスピードが影響を与えることが公式にアナウンスされました。以前からデスクトップに関しては要素として利用されていることはアナウンスされていました。しかし日本においてデスクトップでのアクセスで「遅い」ということに悩むケースは比較的少ないのではないでしょうか。

今回はスマートフォンで「特に遅いページ」に関して影響を受ける可能性が高いということがアナウンスされました。ページ表示が遅いページをどのように特定し、改善に活かすかを紹介するのが今回の記事の趣旨になります。

表示に時間がかかるページの特定

Google アナリティクスのページの「行動>サイトの速度>ページ速度」のレポートにアクセスして、各ページの平均読み込み時間を確認しましょう。この時にセグメント機能を使って「モバイルトラフィック」だけに絞り込むことでモバイル端末からアクセスした場合のみの平均読み込み時間に絞り込むことが可能です。

 

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なお、Google アナリティクスで表示される平均読み込み時間は、すべてのアクセスに対してページ速度が計測されているわけではなく、サンプリングされた一部のアクセスのみ計測されているため、実際のページビュー数と合いません。しかし課題となるページを見つける上では(アクセス数が十分に多ければ)問題ないと筆者は考えています。

本レポートを活用することで、課題となるページを発見出来たら次にGoogleが提供している「PageSpeed Insights」にURLを入力します。

PageSpeed Insightsで出来ること

PageSpeed Insightsは任意のURLを入力すると、表示時間に関する診断をスマートフォン・デスクトップそれぞれで行ってくれるサービスです。

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URLを入力して、分析ボタンを押すと分析が開始。結果が以下のように表示されます。

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上部タブでデバイスを切り替えることができます。本レポートでは大きく分けて2種類のデータ及び対策案が表示されます。

速度レポート

 

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まず左上に表示される「速度」は、Chromeのブラウザを利用している人で情報提供にオプトイン(賛同)してくれた人の実際のデータを元に算出されています。詳しくは以下ヘルプをご覧ください。

https://developers.google.com/web/tools/chrome-user-experience-report/

この速度は2つの指標を元に評価を行います。

  • FCP(First Contentful Paint):ページにおいて、ユーザーにとって意味がある内容(文字・画像など)が最初に表示された時間
  • DCL(DOM Content Loaded):HTMLドキュメントの読み込みが完了するまでの時間(画像・CSSなどを除く)

となっております。該当ページに関して、これら2つの数値の中央値が表示されます。そしてこの数値が全てのページの読み込みの中で上位1/3に含まれていれば「早い」、中位1/3なら「平均」、下位1/3なら「遅い」と分類されます。

FCPとDCL両方が「早い」場合は早いと分類され、いずれかが「遅い」場合は遅いと分類され、それ以外は「平均」と分類されます。

上記の例ではFCPが平均、DCLが早いという結果のため、全体の結果としては「平均」に分類されています。下のグラフで該当ページのデータ分布が表示されています。

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なお、アクセス数が少ない場合はこのレポートは表示されません。

最適化スコア

こちらは0~100点の間で数値化され評価が行われます。ここでは主に2つの指標を見ています。

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  • スクロールせずに見える範囲が表示されるまでの時間
  • ページ全体が表示されるまでの時間

80点を超えている場合はHigh、60~79がMedium、59以下がLowという形になります。先ほどの例と違いサンプルに基づいた結果ではなく、分析時にGoogleが分析・集計した結果となります。

 

そしてこれらの速度レポートと最適化スコアを元にページ下部に改善案が表示されます。

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具体的なタスクを表示してくれると共に、ページ下部のリンクには最適化された「画像、JavaScript、CSSリソース」をダウンロードすることが可能です。こちらダウンロードしてファイルを解凍すると、以下のような形でファイルが用意されています。

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こちらを活用してページ表示時間の短縮に勤めましょう。

 

 

まとめ

検索エンジンの観点から言えば「特に遅いページのみが影響を受ける」ということですが、検索エンジンの順位に影響する・影響しない関係なく、ページ表示を早くすることは利用者にとって重要なことです。ぜひ、これらの機能を活用しながら、より早く表示されるページに改善していきましょう。

 

小川卓 プロフィール画像

【著者プロフィール】

小川 卓(おがわ たく)

ウェブアナリストとして、マイクロソフト・ウェブマネー・リクルート・サイバーエージェント・アマゾンで勤務後、フリーに。複数社の社外取締役やデジタルハリウッド大学院の客員教授として活動.。コンサルティング・勉強会・執筆に従事。

主な著書に「ウェブ分析論」「ウェブ分析レポーティング講座」「漫画でわかるウェブ分析」「Webサイト分析・改善の教科書」「あなたのアクセスはいつも誰かに見られている」など。

※KOBITブログでは、毎月1~2本程度、小川卓さんに記事を寄稿いただいております。
どれも興味深い記事となっておりますので、ぜひ他の記事もご覧下さい。
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