Google Data Studioを利用している方の多くは、Google アナリティクス用のダッシュボードとして利用していることが多いのではないでしょうか?KOBITで紹介した過去のGoogle Data StudioでもGoogle アナリティクスを例に紹介しています。
しかしGoogle Data Studioの利活用はGoogle アナリティクスにはとどまりません。他のデータを取得する方法を紹介します。取得方法は主に2つに分かれ「1)Google Data Studioでデフォルトで用意されている機能を利用する」そして「2)外部デベロッパーが提供しているプラグインを導入してデータを取得する」です。
目次
1)デフォルトの機能を使って取得できる主なデータソース(2017年10月時点)
2)外部デベロッパーが提供しているプラグインを使って取得できる主なデータソース(2017年10月時点)
それでは、Facebookインサイトを例にデータの取り込み方法を見てみましょう。
Google Data Studioで「新しいデータソースの追加」を選ぶあるいは新規のレポートを作成すると、データソースの選択画面が出てきます。
公式で用意されているデータソースに関しては左側のメニュー上部の「コネクタ」配下にあり、約15種類ほどあります。外部デベロッパーが提供しているサービスに関してはメニュー下部にある「コネクタを探索」を押すと画面右側に一覧が表示されます。
追加したいコネクトを選択し「コネクタを追加」を押します。
データを接続するための認証画面が出てくるので、承認をしましょう。Facebookインサイトを選んだ時の認証画面は以下の通りです。
認証が終わるとデータを取得したい、Facebookページの一覧が出てくるので選択をします。
選んだ後に右上にある「接続」ボタンを押すと、どういったデータを取り込むかの一覧が出てきますが、ここでは特に何も変える必要はありません(わかりやすいように日本語の名称をつけておくなどは可能です)。そのまま、「レポートに追加」ボタンを押してください。
後は通常のGoogle Data Studioのレポート作成方法と一緒です。作りたいグラフの種類を選んだ後に、データソースとして取り込んでデータを選びましょう(今回の場合は「Facebook Insights」です)。そしてディメンションや指標を追加すれば完成です。
難しいことはほとんどなく、Google アナリティクス以外のデータを取り込むことが可能です。
最後に筆者の方で取り込んでみたいくつかのデータソース例を紹介して終わります。
YouTubeの動画別視聴数と平均視聴率
Instagram特定のハッシュタグを含むキーワードの投稿の種類
Adobe Analyticsの変数などをGoogle Data Studioの取り込む
※筆者が試した時に、変数は取得できたのですがレポートが取得出来ないことがありました。エラーが出る場合は「時間をおいて試してみる」「再度接続をしてみる」などをチェックするとよいでしょう。
【著者プロフィール】
小川 卓(おがわ たく)
ウェブアナリストとして、マイクロソフト・ウェブマネー・リクルート・サイバーエージェント・アマゾンで勤務後、フリーに。複数社の社外取締役やデジタルハリウッド大学院の客員教授として活動.。コンサルティング・勉強会・執筆に従事。
主な著書に「ウェブ分析論」「ウェブ分析レポーティング講座」「漫画でわかるウェブ分析」「Webサイト分析・改善の教科書」「あなたのアクセスはいつも誰かに見られている」など。
※KOBITブログでは、毎月1~2本程度、小川卓さんに記事を寄稿いただいております。
どれも興味深い記事となっておりますので、ぜひ他の記事もご覧下さい。
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