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広報担当者向け 知っておくべき校正ルール特選15点

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マーケティングチームや広報担当者など、広告物に携わる方はキャッチコピーや宣伝文などをチェックすることが多いと思いますが、そういった時、文字の修正依頼はどのように出されているでしょうか?

今回は的確に伝わる文字校正の基本ルールをご紹介していきます。

校正には統一したルールが存在する

文字の修正を出す時、デザイン会社などに統一したルールのもと的確な指示を出すことで、間違いを無くし迅速に修正をしてもらうことができます。

独自の方法でも伝えるということはできますが、細かく指示を書き込むことでロスタイムが発生したり、制作側もそれを読み解く時間がかかるなど、最終的に修正が反映されお手元に届くまでにも多くの余分な時間が発生してしまいます。

その時間を短縮するためにも、適した校正ルールを使用することをお勧めします。

基本的な校正ルール一覧

校正のチェックを入れる際は、赤ペンを使用ししっかりと見えるように書きます。 しかし背景などにより赤が見えにくい場合は、目立つ色を使用して記入します。

文字の変更

文章内に元々存在する文字を別の文字に差し替える際に使用します。

一文字の変更の場合

1

斜線で上書きもしくはその箇所全体を丸で囲み、引き出し線を書き修正したい文字を記入します。 濁音や半濁音への変更の場合も「゛」「゜」のみを追加記入するのではなく、文字そのものの修正として同様に扱います。

複数の文字の変更の場合

2

修正したい箇所の最初と最後に斜線を引きその間を横線で上書き、もしくはその箇所全体を丸で囲み、引き出し線を書き修正したい文字を記入します。

文字の追加

元の文章内に追加の文字を入れる際に使用します。

3

追加した箇所の下部分に「∧」を記入し、引き出し線を引きます。その引き出し線を図のように二股に分け、その間に追加したい文字を記入します。
縦書きの場合は「<」と間に記入し同様に文字の追加を行います。

句読点の追加

元の文章内に追加の句読点を入れる際に使用します。

4

追加したい箇所の下部分に「∧」を記入し、その間に追加したい句読点を記入します。
縦書きの場合は「<」と間に記入し同様に句読点の追加を行います。

文字間の調整

字間の調整を行います。

文字の間の幅を広げる。

5

文字と文字の間、上部に「V」を記入し、その上にどれだけ開けるのか記入します。

1文字分の空きは「全角」、1/2文字分の空きは「二分」、1/3文字分の空きは「三分」、1/4文字分の空きは「4分」と記入します。

文字の間の幅を詰める。(広げたものを元に戻す)

6

文字と文字の間、上部に「V」を記入し、その上に「ベタ」と記入します。

文字の順番差し替え

元の文章内の特定の文字を前後逆転させる際に使用します。

7

入れ替えたい文字が隣り合っている場合、横に倒した逆S字で図のように文字を囲います。 入れ替えたい文字が隣り合っていない場合は、該当する文字を丸で囲い、矢印を記入します。

文字の削除

元の文章内の特定の文字を取り除く際に使用します。

取り除いた部分を詰める。

8

複数文字の場合、その箇所の最初と最後に斜線を引きその間を横線で上書き、引き出し線を書き「トル(トルツメ)」と記入します。
一文字だけの場合は、斜線で上書きし、引き出し線を書き「トル(トルツメ)」と記入します。

取り除いた部分を空白にする。

9

複数文字の場合、その箇所の最初と最後に斜線を引きその間を横線で上書き、引き出し線を書き「トルアキ」と記入します。
一文字だけの場合は、斜線で上書きし、引き出し線を書き「トルアキ」と記入します。

改行追加

元の文章内の特定の部分で改行する際に使用します。

10

改行をしたい箇所に上記記号を記入します。 改行の字下げをしていない際は、改行時の字下げはありません。

改行取り消し

元の文章内の改行されている箇所の改行を取り消し、前行に続ける際に使用します。

11

改行を取り消したい箇所に上記記号を記入します。

文字を小さくする

直音を「っ」「ゃ」「ゅ」「ょ」などの小書き仮名に変更します。

12

変更したい箇所に「∧」を記入します。 縦書きの場合は同様に「<」と記入します。

文字を大きくする

小書き仮名「っ」「ゃ」「ゅ」「ょ」などを直音に変更します。

13

変更したい箇所に「V」を記入します。 縦書きの場合は同様に「>」と記入します。

文字にルビを振る

元の文章内の特定の文字にルビを振ります。

14

ルビを入れたい箇所の上部に線を引き、引き出し線をいれ図のように記入します。
一文字だけの場合は上部をそのまま囲い、複数文字の場合は図のように漢字ごとにルビの記入を指示します。

行末の文字を次の行へ送る

元の文章内の特定の文字(行末)を次の行へ移動させます。

15

行末の下の行へずらしたい箇所を図のように囲うことで指示を出します。

行頭の文字を前の行へ入れる

元の文章内の特定の文字(行頭)を前の行へ移動させます。

16

行頭の上の行へずらしたい箇所を図のように囲うことで指示を出します。

文字に圏点を追加する

文字を目立たす圏点を追加し、目立たせます。

17

圏点を入れたい箇所に指定の圏点を記入し、図のような半円で囲います。

修正を取り消す

修正の指示を書いたものを取り消します。

18

修正部分に抹消線を引き、周辺に「イキ」と記入します。


まとめ

いかがだったでしょうか? 基本15点の校正ルールをまとめてみましたが、 見たことのあるものも中にはあったと思います。
ぜひ、校正チェックの際に使用していただけたらと思います。

※今回上げたものは基本部分となり、他にもルールは存在します。

著者:MainYard Design(メーンヤードデザイン) 北野敦子

kitano

1987年大阪出身。
生活する上で必ず目にするデザインされたものたち。 街を歩くだけでも無限の魅力があふれています。 ある日ふとそれらに魅了され別業界からデザイナーへ転身。 関西を中心にグラフィックデザインからブランド戦略提案などを展開中。
2012年タイポグラフィ作品展「OKU-2」出展。第31回読売広告大賞協賛社賞受賞。

※KOBITブログでは、定期的に北野敦子さんに記事を寄稿していただいております。
デザインに関するものを中心に、役立つ記事を数多く提供していただいておりますので、ぜひ他の記事もご覧ください。
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